骨折して

昨年の9月、部屋から玄関に出るときに落ちて右足首を骨折しました。原因はサリーが宅配便を見つけて、嬉々として玄関の網戸を開けて出て行くのを慌てて止めようとして、足がもつれてしまったことです。しかもダンサーでもないのにバレエのようにつま先立ちの姿勢で框(かまち)からストンと落ちて、内側にひねった右足首で全体重を受けて盛大に転んでしまいました。

あっという間の出来事にうーん、やってしまった・・・呆然として動けませんでした。
サリーはしばらくすると、嬉しそうに満面の笑みで戻ってきました。はぁ。

さてずっとタイルの上で寝ているわけにはいきません。日中のため家族はいないので、自力で立ち上がるしかありません。這って何とか玄関ドアを閉めて、部屋に這いずり上がり、ソファに横になりました。

落ち着いて。自分に言い聞かせます。
状況として数年前に部屋で転んでひざを打ったときよりも全然痛くない。震えもないし寒気もしない。これは捻挫かも?自分の状態を分析しつつ、時計を見ると時間は昼前の11時55分。

近所に整形外科がありますが、もう間に合わないので15時から行くことにしました。でもちょっと落ち着いてきたら、痛みが増してきて1ミリも動けなくなってきました。困った・・・。

仕方なく仕事中のつれあいに連絡。夕食が作れないので弁当を買って、それから夕方に病院に連れて行って欲しいと頼んだら、すぐに早退して実家に寄って母が使っていた「歩行器」を積んで帰ってきてくれました。神か!🙏🏻✨

時間とともにみるみる足首が腫れてきて、もともとの象足がさらに象足になっていきましたが、捻挫をやったことがないのでこんなものかと思っていました。

歩行器:両手で体重を支えて移動します。母用でサイズが小さくて体力を消耗するため、あまり使わずでした。

 

 

 

折初日:夕方、整形外科を受診

傘を杖替わりにヨタヨタと歩き、受付で「転びました」と告げると、すぐにレントゲン検査に回してくれました。そして診察室でレントゲン写真を見る先生から「足首が綺麗に折れているよ」と告げられました。

画像を見ると確かに骨が斜めに離れ離れになっています。後でネットでその部分を調べると「腓骨」というらしい。腓骨の下の方、足首に近い部分が折れていました。

「どれくらいで歩けるようになりますか」と質問すると「おそらく年齢的に長くなりますよ。二ヶ月は見ておいてください」と言われ、ギプスをした後、松葉杖の使い方を教えもらい、3日後の受診予約を入れてもらい帰宅しました。

あーぁ。人生初のギプス装着。情けなや😩

ということで、片足が使えない、当たり前のことができない生活が始まりました。幸い上半身は使えるので椅子があれば作業はできます。あるもので最善を尽くすのみです。

 

暇なので鍋を磨く

 

今回、特にミシン用のキャスター椅子が重宝しました。キャスター最高デス💓まぁよく走ることよ。慣れれば、歩くより早く動けてめっちゃ便利でした。

キャスターに使えない方の右膝を乗せて、勢いよく左足で蹴ってヒューッと動き回る私の姿を見て、ヘルプで食品を届けてれた友人が「ス、スピード・・・🤣」といいながら腹を抱えて笑っていました。でもやっぱスピードは大事です。

 

我が家は1945年築のため、廊下や部屋間の段差が半端なく、めちゃくちゃ部屋の移動に苦労させられました。対策としてキャスター椅子を買い足して、段差を越えるストレスを低減させました。さらに勢いをつけて動き回れるように、部屋の数か所に「手すり」をつけてもらいました。これで足だけでなく両手で移動を後押しできて、スピードアップできます。完治した後も老後の準備としてよい機会になりました。

歩けるようになるまで、食品と日用品はスーパーの宅配を利用しました。午前中にネットから注文(カード決済)  すると、当日の午後に配達してくれて助かりました。入浴はシャワーで、一人で難なくできました。寒くない時期でラッキーでした。

 

療養中はやることがないので毎日セルフヒーリングです。特に初日は何度も「なかったことヒーリング(仮称)」でアプローチしました。クリスタルヒーリングは石が足から滑って落ちてしまうので、石のエネルギーを使ったクリスタルヒーリングで。石は「マラカイト」が中心です。熱感を解消する「カイヤナイト」、少し良くなってきたら「グリーンカイヤナイト」、「カーネリアン」を投入しました。ホメオパのレメディ「アコナイト、アーニカ、ルータ」も使いました。

骨折して3日目になると、無性にギプスを外したくてイライラ、ウズウズして、自分で手持ちのルーターで削って外してしまおうかと思うほどギプスがわずらわしくなっていました。

 

来院:2回目(骨折して4日目)の受診

レントゲン写真を見ている先生から「骨が綺麗にくっついているね」と唐突に言われて面喰いました (うん?歩けるまで2か月って言われたような・・?)と思いつつ、

レントゲン画像を見ても折れていた部分がわからずで「先生、どこが折れていましたっけ?」とつい聞いてしまいました。「ここですよ」と画像を指さして教えてくれましたが、よく見てもわからずでした。続けて先生から「では一週間後に来てください。ギプスをとりましょう」と告げられました。 

来院:3回目(骨折して11日目)の受診

一人で車に乗って病院へ行けました。お陰様で無事ギプスは取れました。今日からはギプスの代わりに脱着可能な「シーネ」を装着して養生します。


ネットで「骨折後にリハビリがある」とあったので、当然あると思っていたら、「リハビリはいらない。帰ってよし。2週間後に来てください」といわれて帰りました。その後問題なく生活できていたので、2週間後は病院に行かずに知らないうちに骨折案件は終了しました。

おそらく折れた場所が修復しやすい部分だったのでしょうが、それにしても「骨がつくのに4日間」は回復力が成長期の子供並みに早いようです。更年期過ぎは骨がくっつきにくいそうですが、私の骨密度は「高」に近いので、その影響があるのかもしれません。少なからずヒーリングの効果もあったのではないかと思っています。

骨折から1か月後にヨガに参加すると「大丈夫?ホント?聞いたことないよ」と先生に驚かれましたが、問題なくできました。

しかしながら、確かに骨は4日で完全にくっつきましたが、その周囲の筋肉の裂傷は完治せずで、あざと腫れ、痛みはありましたので、その後2週間は無理せずシーネを使いながら養生しました。また転ぶといけないし、道でぶつかられるのを防ぐため杖を一応買い、散歩には杖を持参していました 。

今回の反省点は、初日のヒーリングのときに皮膚の再生も一緒に入れておけばよかったことかな。(一番の反省点は慌てて転んだことです💦)
皮膚の裂傷はレイキをはじめヒーリングの効果が出やすいことは体験上わかっていましたので活用できずに残念でした。しかし骨は抜群にヒーリングの反応がよいことがわかりました。興味深い体験となりました。